現代ではきゅうりもトマトも一年中食べることができます。国や季節も関係なく、食べたい野菜や果物をいつでも食べることができるようになりました。この当たり前のことを一旦忘れ、「身士不二」を実践することが体にとって良いのです。

身士不二とは

身士不二とは、その季節の旬のものを食べて、その風土で育ったものを食べることという意味です。
例えば極寒の冬に灼熱の夏にできる野菜や果物を食べることは著しく季節に反することです。また夏の風土で暮らす人が冬の風土でできたものを食べることは自分が育った風土に反していることになります。

風土に合った食物

本来のきゅうりとは初夏に農薬を使わず、ビニールもはらず、屋外で人の手によって丹精込めて作られるものです。例えば家庭菜園で作られたきゅうりやトマトは曲がりくねっていたり形が不揃いであったりしますよね。けれどもしっかりと日向の匂いがしてスーパーで買った形の良いものとは全然違うはずです。これこそが本物の野菜です。
ビニールハウスで大量に作られる四季を知らない野菜にはさほど栄養はありません。それどころか体を冷やす効果を持つ夏野菜をわざわざ寒い冬に食べることは、より一層体を冷やすことにつながってしまいます。
日本人の体質は日本の風土で生まれ育つことでつくられてきたものです。その季節と風土に合い、古くからあるものこそが私たちの生命を育んでくれます。